東洋医学
2022.06.28
今更になりますが、東洋医学について詳しくご案内いたします
東洋医学と言われるものは、あん摩マッサージ、鍼、灸、薬膳、気功などで、中国から伝わったものです
東洋医学と西洋医学のどちらがいいかではなく、両方を上手に取り入れて体の不調を治していただけると嬉しいです目次
東洋医学と西洋医学
東洋医学は体の状態を見て判断します
治療法としては体を触ったり、刺激をしてその人の自然治癒力を高めてあげることで治します
西洋医学は体を見てわかることもありますが、検査をして体の状態を判断します
薬や手術などで直接悪いところをやっつけたり、とったりして治します
東洋医学でわかりやすいのは、「てあて」です
お子さんがおなかが痛いとき、西洋医学だとお腹の痛みに効くお薬を飲んで治します
東洋医学だと消化のいい食事にしておなかをさすってあげます。消化のいい食べ物は胃腸の負担を減らしますし、栄養を取ることで体力がつきます(これが薬膳)。おなかをさすることが「てあて」で、さすってあげるとお子さんがリラックスして自然治癒力が高まるんです
漢方薬と西洋薬の違い
風邪を例に考えてみましょう
普通は病院に行きお医者様に診断をしていただいて薬を処方してもらい、薬剤師さんにお薬を頂きます。
このお薬は咳が出ていたら咳を止める薬、のどが痛い時は炎症を抑える薬など症状自体を良くするお薬を処方してもらえます
症状に直接作用する、これが西洋薬です。
東洋医学は咳が出ていたら咳が出ないようにのどを潤す漢方薬、のどが痛い時は炎症がおきているので体を温めて体内で悪さをするウイルスを熱さでやっつける漢方薬など、症状を治すために体の機能を高めるのが漢方薬です
一般的に病院でもらった薬が早く効く、漢方薬はゆっくり効く
と言われるのは、直接ウイルスに作用するか、体の機能を高めて治癒力を高めてウイルスをやっつけるので少し時間がかかる、というなおし方の違いによるのでそのように言われるんだと思います